HOME > 農園探訪フォトギャラリー > メキシコ オアハカ州〜チアパス州編
かねてからのぜひとも訪問を希望していた生産地がメキシコ.チアパス州。 有機栽培が盛んなメキシコ、そのメキシコの中でも優良のコーヒー生産地として名高いチアパス州.タパチュラはグアテマラとの国境近くの山岳地。 その前に訪れたのが、メキシコシティから飛行機でオアハカ州ウアトゥルコ、そこから車で1時間あまりの山に入った町プルマイダルゴ。山並みがつづき、尾根のところどころ町が点在するなかの小さな田舎町。 古くからコーヒーとともに暮らしてきたことが肌で感じる、とても気にいった産地でした。オアハカ州から車移動は危険とのことで、一旦メキシコシティにもどり、メキシコの主目的地チアパス州タパチュラへ飛行機で移動。
タパチュラから車で5時間グアテマラとの国境近くの生産地へ。 現在購入している組合がイスマム組合であるが、事情によりウデポム組合の案内で生産者をめぐる。 この組合もJASオーガニック認証を取得しており、各農家は古典的な農法が印象的。 メキシコは中米の産地と少し雰囲気が違う、良く言えば昔ながらの経験的な栽培収穫および精選であるが、悪く言えば情報と技術の遅れがある。経験的にシェードツリーをほどこすことで、樹の育成に大きく良い影響を与えられることを理解しており、地域の気候風土も伴って、すばらしいマイルドな風味を作りだしている。 特に収穫後の精選.乾燥において、精度を上げていけばスペシャルティコーヒーとしての地位を高いところで得ていくだろう。 帰国後連絡がありウデポム組合のコーヒーは入荷することができなかったが、同地域のイスマム組合のコーヒーを仕入れることにした。