今回は275名のお客様をお招きし、タイトルを「生産者からお客様へ。コーヒーのお話。」〜From Seed to Cup〜としました。JICAさんがコーヒーの生産地の方々を国内に招いて行う「コーヒー生産者輸出競争力強化」プログラム参加の方々の協力を得て開催するこのイベントも今回で3回目。9カ国13名のメンバーは、生産者組合、政府関係者、コーヒー協会、生産現場など様々な立場の方々です。そんな皆さんが日本の消費者と直接触れ合える場。それがこの「大阪でコーヒーを楽しむ会」なんです!
今回のテーマのサブタイトルは「From Seed to Cup」。コーヒーを「どこで」「だれが」「どのように」生産しているのか、そしてどのように流通し、加工され、1杯のコーヒーとなってお客様の元に届けられるのか。このストーリーをヒロコーヒー代表の山本がご紹介しました。コーヒー苗や結実した写真など、改めてコーヒーが植物であり、農産物であることを写真でご覧頂き、精選や選別、輸送の過程を経て流通している様子を皆さん興味深々のご様子で見られていたのが印象的でした。
<ルワンダ> ERIC RUKWAYAさん
今後の活躍に世界が注目、期待するルワンダコーヒー。エリックさんはルワンダ政府関係者で、農業輸出振興局製品開発研究官。主にマーケティングを担当されています。ここではルワンダコーヒーの全体像をご紹介頂きました。1904年からコーヒー生産が始まったこと。100%小農家が生産していること。スペシャルティコーヒーの生産に非常に適した土壌、環境であること。その環境が非常に複雑でユニークなコーヒーの味を醸し出していること。また、小農家が中心になっているとはいえ、集められたコーヒーはきちんと管理され、現在全体の33%であるスペシャルティコーヒーのシェアを2020年には100%にする目標があるなど、将来に対してのヴィジョンもはっきりと打ち出していることが分かりました。
<ニカラグア> MUNGUIA VANEGAS Juan Carlosさん、PERALTA SALOMON Julioさん